帝王切開の日はそのまま手術室で一夜を過ごしました。
足には血栓防止の加圧ソックスと、マッサージ機のようなものがつけられていました。
出産の喜びでハイになってたのもあり、そんなによくは眠れませんでした。
帝王切開は術後が大変と聞いていましたが、本当に数日は大変でした。
翌日。助産師さんが来て、ベッドを起こして歯磨きをベッドの上で済ます。先生の診察ののち、お茶を一杯もらえた。幸せ~。
しかし、お昼近くには病室へ移動中することに、運良く主人が来ていたので、主人に捕まりベッドから起き上がったのだが……、腹筋が使えないのがこんなに辛いなんて!!
横向きに態勢をかえて、腕の力で上半身を支えて、足を下ろして、主人に捕まって車椅子へ。これからどーすんのこれ
病室へ向かう途中、新生児室でベビーの顔を見てなごむ。早く同室になりたいなぁ~。
この日は病室が満室で、特別室しか空いてなかったので、普通の個室と同じ金額で特別室に1日過ごすことに、トイレ付きの個室はある意味助かった。
麻酔をしていたので、尿道にカテーテルを入れていたのですが、どうする?と聞かれ、『外して下さい』と答えたのだが、これが悲劇の第一歩。
手術後は尿の量をみるようで、『瓶を置いておくので、オシッコは流さずに溜めてください』と言われた。
何もわからず『はーい』と答えたのだが、この尿を自分で採るが大変だった~。
一人で立ち上がるのも大変なのに、トイレで中腰で片手で尿をとる。
ハイ。初回で失敗して、加圧ソックスを汚してしまいました。
医療用なので、超キツキツで脱ぐのも一苦労。床の掃除も一苦労。
ただ病室にいるだけなのに、汗だくになりました。
寝てても、背中が痛くなってくるので寝返りするけど、それも『よいしょ』と勇気がいります。
痛みは後陣痛なのか、傷なのかわからず、坐薬の痛み止めも使わせてもらっていました。
歩くときは点滴につかまりながら、腰を曲げて、まさにお婆ちゃん。
なるべく歩いたほうがいいと聞いて、『いてててて』と言いながら、頑張る。
それでも3日目にはかなり動けるようになりました。
次に私を襲ったのはひどい浮腫み。
加圧ソックスを脱いでしまったせいなのか、まるで象の足。顔もパンパン。これはおさまるまでに1ヶ月ほどかかりました。
退院用に持ってきたズボンも靴も入らず、ワンピースにサンダルで退院しました。
また、貧血の数値が悪く、シャワーの許可が全然降りなくて、入院期間は出産前から13日ぐらいかかったのですが、最後1日だけでした。もう、頭を洗いたくて仕方がなかったです。
それでも、赤ちゃんとの同室許可がおりてからは、毎日が楽しかったです。