長男が生後1ヶ月の頃のお話です。
ミルクの度にうんちをしていた新生児期を過ぎて、この頃からうんちの回数が日に日に減っていきました。
1日うんちが出ない日もあり、綿棒カンチョーをすることもありました。
そんなとき、肛門の付近にポコッと赤く腫れがあることに気づきました。触っても特に痛くないようす。ネットで調べたら『肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)』というのが当てはまりました。
「男の子に多い」赤ちゃんの痔ろう
肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)とは、肛門のまわりが赤く腫れて膿がたまる病気です。「痔ろう」とも呼ばれます。肛門周囲膿瘍は、生後すぐから1歳くらいまでの男の子の赤ちゃんに多くあらわれる症状です。女の子にはほとんど見られません。赤ちゃんは排便の回数が多いうえに、肌がデリゲートで、さらに1日中オムツをしていることで、おしりは蒸れやすくトラブルにかかりやすいものです。そこで肛門周囲膿瘍は、「オムツかぶれ」とまちがえやすく、治療が遅れるケースが多々あります。
症状が悪化すると、外科手術による治療が必要になることがあります。そうならないためには、肛門周囲膿瘍に関する知識を持ち、症状の疑いが見られたときは、すみやかに「小児科」や「小児外科」を受診する心構えが必要でしょう。また、普段はオムツ替えや入浴のときなど、赤ちゃんのおしり様子には、十分な注意を払うことが大事です。
- 男の子である
- 肛門付近が赤く腫れている
- オムツかぶれではない
産まれてから初めてのトラブルだったので、びっくりして病院に行きました。
医師の診断結果では『肛門周囲膿瘍で間違いないでしょう。ひどくもないしいずれ治るので様子をみましょう』と軟膏をいただきました。
確かに、膿が出できてるわけでもなく、痛がる様子もないので、おしりの清潔だけしっかりして、様子をみることにしました。
しかし、ひどくならないようにかなり気をつけました。
まず、うんちの後はおしりふきではなく、コットンで拭くことを徹底しました。
おしりふきは便利だけど、コットンに比べると刺激があります。ぬるま湯に浸したコットンでやさしく洗い流しました。
さらに座浴。首すわり前はキツかったですが、長男は1日に1回排便があるかないかだったので、専用の洗面器を購入してしばらくはお風呂場でおしりを洗っていました。
赤ちゃんの服は洗濯ばさみで留めておくと濡れずにすみますよ。
1カ月ほど、このような対策をしていたのですが、おしりの腫れはよくも悪くもならず、座浴は下痢の時以外はやめて、うんちの時はコットンでお尻を拭くことだけずっと続けました。
生後8ヶ月ごろになって、突如腫れが破れて膿が出ました。その時も綺麗にして、軟膏を塗って様子見でしたが、その後2、3回膿が出たらそれ以降膿が出てくることはありませんでした。
長男はもうすぐ2歳ですが、本当に1歳までに治りました。まだその時の傷跡がありますが、再発する様子はみられません。